箱を開けた瞬間は、深いブラウン。育てるほどに、明るくなる
Diesel Bootは、Grant Stoneが「派手さではなく、強さと耐久性のために」という言葉とともに作り上げたプレーントゥブーツです。装飾を削ぎ落とし、革・ライニング・インソールすべてを本革で仕上げたその構造は、手を抜く余地がない。
Earthカラーウェイに使用されるのは、イギリスの名門タンナーCharles F. Steadが手がける「Waxed Commander」。ワックスを繊維の奥まで浸透させることで、きめ細かく締まった革質と際立った耐久性を両立しています。新品の状態では深いダークブラウン。履き込むうちに接触部分が明るくなり、ハイライトとシャドウのコントラストが生まれてくる。これがWaxed Commanderの醍醐味です。同じEarthを買っても、一年後の表情は一足ずつ違う。
製法はグッドイヤーウェルト。ソールが傷んでもリソールできるため、同じ一足を何十年と使い続けることができます。Leoラストはモデレートなアーチサポート、ヒールのホールド、前足部のゆとりを兼ね備え、一日中履いても疲れにくい設計です。
■ 素材・スペック
・アッパー:Waxed Commander(Charles F. Stead/イギリス)
・ライニング:ベジタブルタンドレザー
・インソール:フルグレインレザー
・ミッドソール:レザー+コルク
・アウトソール:Micro Studラバーソール
・シャンク:スチール
・製法:グッドイヤーウェルト(スプリットリバースウェルト)
・ラスト:Leo
・生産国:中国(厦門)
Waxed Commanderについて
Charles F. Steadによるワックス仕上げのレザーです。ワックスを繊維構造の内部まで浸透させることで、優れた耐久性と防水性を発揮します。新品時は深いダークブラウンで、履き込むにつれ摩擦部分が明るくなり、独自のコントラストが生まれます。
■ 着用シーン
デニムやワークパンツの足元に。装飾のないプレーントゥのブーツは、ワークウェアの骨格をそのまま受け止めます。ラバーソールでワックスの効いた革なので、雨の日や秋冬の悪天候にも頼れます。
きれいめなスタイルにも。チャッカブーツほどカジュアルに寄らず、ドレスブーツほど格式ばらないため、ウールのスラックスやチノとも自然に合わせられます。
■ お手入れ
Waxed Commanderは、傷やこすれが自然な味わいとして馴染んでいく革です。神経質になりすぎないのが、この革との正しい向き合い方です。
日々のお手入れは、シューツリーを入れて、硬めのブラシでブラッシングするだけで十分です。表面のホコリを払い、履きジワや擦れを均一に慣らしてくれます。Chromexcelのようにクリームで磨く必要はありません。
乾いてきたと感じたら、ビーズワックス系のワックスか、ニュートラルのヴェネチアンクリームを少量使ってください。まずはベロや踵など目立たない箇所で試してから、全体に広げるのがおすすめです。塗りすぎると色味が変わることがあります。有色のクリームや光沢系のワックスは、マットな表情が失われるため使用しないでください。水洗いも避けてください。
グッドイヤーウェルト製法のため、ソールが摩耗しても交換が可能です。リソールを繰り返すことで、同じ一足を何十年と履き続けられます。
■ サイズ感・選び方
足長(かかとから一番長い指先まで)の実寸に、約0.5cmを足したサイズが目安です。スニーカーのサイズからは、約1cm下げたサイズが目安になります。
(参考)店主は足長25.5cm、スニーカーは27.0cmを履くことが多く、Grant StoneはUS 8.0D(26cm)を履いています。
他のグッドイヤーウェルト靴をお持ちの方は、その靴のサイズも参考にしてください。
サイズの目安表は商品画像の最後をご覧ください。迷う場合は、普段履きのブランドとサイズを教えていただければご案内します。
フナナカ洋装店としての一言
DieselのEarthは、Chromexcelの各カラーとは異なる「育ち方」をします。プルアップ(傷がつくと色が変わり、なでると戻る)ではなく、ワックスが抜けながら明るくなっていくタイプの経年変化です。
派手に変わるわけではない。でも、半年・一年と履き続けた先に、確かに自分だけの色になっていく。
チャッカブーツほどカジュアルに寄らず、ドレスブーツほど格式ばらない。デニムにもスラックスにも、日常のどこかに自然と収まる一足です。

















