top of page

ベアフットシューズは本当に身体にいいのか?

「ベアフットシューズは身体にいい靴ですよね?」


日常の歩行シーンのベアフットシューズ

店頭でも、ブログでも、よく聞かれる質問です。

ただ、この問いに対して「はい、いいです」と即答するのは正確ではないと、弊店では考えています。


なぜなら、ベアフットシューズは履くだけで身体が良くなる“魔法の靴”ではないからです。


この記事では、

  • なぜ「身体にいい」と言われるのか

  • なぜ「合わない」「痛くなった」という声も出るのか

  • どんな人にとって“良い可能性がある靴”なのか


この3点を整理します。



ベアフットシューズが「身体にいい」と言われる理由


ベアフットシューズを履いた立ち姿(横から)

まず、ベアフットシューズが身体にいいと言われる背景から見ていきます。


ベアフットシューズの基本的な特徴

一般的に、ベアフットシューズには次のような特徴があります。

  • ソールが薄い

  • クッションやサポートが最小限

  • かかとが高くない(フラット)

  • 足指が自然に収まりやすい形


これらはすべて、足に過度な補助を与えないための設計です。


「本来の足の使い方」に近づく可能性

サポートが少ないことで、

  • 足裏の感覚を感じやすくなる

  • 地面の状態に気づきやすくなる

  • 自分でバランスを取ろうとする

といった変化が起こる人もいます。


この点が、「身体にいい」と言われる理由です。


ただし、ここで重要なのは「可能性がある」という表現です。



履けば良くなる、わけではない


ベアフットシューズに対して、こんな期待を持つ方も少なくありません。

  • 履くだけで姿勢が良くなる

  • 足が自然に鍛えられる

  • 誰にとっても健康的

ですが、これは誤解です。


ベアフットシューズは「ごまかしがきかない靴」

クッションやサポートが少ないということは、今の足の状態がそのまま表に出るということでもあります。

そのため、

  • これまでクッションに守られてきた人

  • 足や身体の使い方に偏りがある人

が履くと、


  • 疲れやすい

  • 違和感が出る

  • 痛みを感じる

といったことが起こる場合があります。


痛み=失敗、ではない

この違和感は、

  • 靴が悪い

  • 身体に悪い

というよりも、足がまだ対応できていないというケースも多くあります。

(詳しくは「ベアフットシューズで足が痛くなる理由」の記事で整理しています)



なぜ「合わない人」もいるのか


ここがとても大切なポイントです。


足の状態には個人差がある

例えば、

  • 長年、厚いクッションの靴を履いてきた

  • 痛みをかばう歩き方が習慣化している

  • 足部にトラブルを抱えている

こうした状態で、急にベアフットシューズへ切り替えると、負担が大きくなることがあります。


我慢して履くものではない

「身体にいいと聞いたから」といって、痛みを我慢して履き続けるのはおすすめしません。

ベアフットシューズは努力や根性で履く靴ではないからです。



フナナカ洋装店の考え方


では、フナナカ洋装店はベアフットシューズをどう捉えているのか。


ベアフットシューズは「道具のひとつ」

私たちは、ベアフットシューズを万能な正解だとは考えていません。

  • 足の状態を知るための道具

  • 靴選びを見直すきっかけ

  • 感覚を取り戻すヒント

そういった役割を持つ選択肢のひとつだと考えています。


使い分けていい、やめてもいい

だからこそ、

  • 毎日履かなくていい

  • 普通の靴と使い分けていい

  • 合わなければやめていい

というスタンスです。



ベアフットシューズと裸足の感覚イメージ

まとめ|「身体にいいか?」の答え


「ベアフットシューズは本当に身体にいいのか?」

この問いへの答えは、とてもシンプルです。

身体にいい“可能性がある人”には、良い道具になるすべての人にとって良い靴ではない

大切なのは、靴に身体を合わせることではなく、今の自分の足や生活に合っているかどうか。


ベアフットシューズは、その判断材料を与えてくれる靴でもあります。





・ベアフットシューズが向いている人・向いていない人については、こちらの記事で整理しています。


・痛みや違和感については、こちらの記事で詳しく書いています。


・普通の靴との違いについては、こちらでまとめています。




コメント


bottom of page