Make & Components

履き心地と耐久性を求めて

グラントストーンはグッドイヤーウェルト製法で靴を作っています。この製法では、見えないところにも下の写真のように、多くの部材が使用されています。(これらの部材を公開している靴メーカーは、ほとんどありません)

 

彼らは世界中のトップグレードの革部材を探して、靴づくりに取り入れました。例えば厚手のレザーインソールやレザーヒールのカウンター。これらはグッドイヤー製法の靴を作る上で、必ずしもトップグレードである必要はありませんが、

彼らの靴づくりへの情熱は、これらの部材への妥協を許しません。

グラントストーンのミッションは、これまでの経験を活かして、最高の靴を作ることです。確かな品質を持つ部材を使用し、長年の経験に基づいて生み出された木型に、実績のあるグッドイヤーウェルト製法で靴を作る。

 

そうして生み出されるグラントストーンの靴は、お客様に長く履いていただける実用性や快適性、信頼性を十分に有しています。

(1) Last / ラスト
ラストとは、靴のアッパーが造られている(木製またはプラスチック製の)型です。 ラスト作りは、靴の製造における最も繊細で重要な工程であり、靴の外観やフィット感、歩きやすさなどを考慮して、長い時間を掛けて開発されます。
靴の世界では、長年に渡って 「靴づくりはラストにあり」 と言われています。それほど靴にとってラストは重要なパーツです。

(2) Upper / アッパー
靴の外側に使用されるレザー。グラントストーンでは、アッパーに使用される革には特に厳しい検査を実施してます。

厚さや見た目のキズはもちろん、血筋の有無や、革に力を加えてシワが入らないかなど、革のスペシャリストによるいくつものチェックをクリアした革のみ、アッパーに使用しています。

 

革の厚みは種類によって1.0-2.2ミリの厚さで、写真の革は、厚さ約2ミリのベジタブルタンニングレザーです。

 

(3) Lining / ライニング
靴の内側に使用されているレザー。 グラントストーンでは、厚さ1ミリ近くのフルグレインライニングを使用しており、足をやさしくサポートするだけでなく、アッパーレザーに美しいシワが入るのにも一役買っています。

(4) Leather Heel Counters / レザーヒールカウンター
この部材は、靴のヒール部におけるアッパーとライニングの間に付いており、形状を保持したり、ヒールの安定性に大きく影響します。一般的にヒールカウンターには、圧縮紙・プラスチック・再生革など多くの種類の材料が使われていますが、グラントストーンは、ベンズと呼ばれる最も分厚く丈夫なレザーを使用しています。


このレザーヒールカウンターは長年の利用においてもその形状を保持し、同時に優れたヒールコントロールを提供します。このヒールコントロールが十分ではない場合、快適さと歩きやすさが犠牲になる可能性があります。

 

(5) Insole / インソール
これはあなたの足が上に載る靴の中の部材です。
インソールには厚さ3.5ミリのベンズを使用しています。
植物タンニングされたレザーインソールとコルクの組み合わせは、以下の4つの理由から重要な要素です。

  • 足の重量と熱は、あなたの個人的な装具を形作る時間の経過とともに足に形成される印象を作り出します。

  • コルクとレザーは断熱材となり、あなたの足は地面の温度から保護されます。

  • 厚手の植物性タンニングインソールは、靴の屋台骨でもあります。すべての部材は、インソールによって間接的に縫い付けられ、サポートされています。一定のトルク、ねじり、および屈曲がインソールに負荷されますが、それに耐えられる構造となっています。

  • 良好な植物性タンニングインソールは、クロムは必要最低限のみで非常に環境にも優しいです。あなたの足は革だけで包まれた場合、熱い日でも靴の内部は非常にクールです。非革材の場合、靴の内部の熱を増幅し、臭いや不快感、真菌の発生の要因にもなります。

(6) Cork / コルク
グッドイヤーウェルト製法の靴では、製法上インソールとアウトソールの間に隙間が出来るため、その隙間を埋めるフィラーや「シャンクカバー」が必要です。コルクフィラーをインソールの下敷きに配置しているので、着用時の感覚がよりマイルドになります。

(7) Shank / シャンク
シャンクは、体重がヒールから親指の付け根に移るときのサポート役です。
スチールシャンクは、インソールの下に位置し、靴のヒールから土踏まず領域まで広がっています。
靴の柔軟性を損なうことなく、シャンクは土踏まずのサポートを提供する必要があります。

(8) Welt / ウェルト
内側の部材をアウターソールに取り付ける役割を果たすもので、弾力のある植物性タンニングレザーのストリップを使用しています。インソールの底にある"リブ"に縫い付けられています。相手側は靴の外側にあり、壁状のつまみを作ります。このウェルトを介して、まずアッパーを縫い付けます。この工程を「掬い縫い」といいます。

 

そしてアウトソールを貼り付けた後、最後に「だし縫い」でアウターソールとウェルトを縫い付けます。
この2段階の縫いにより、アッパーとアウトソールがしっかりと固定されます。

(9) Midsole / ミッドソール
この部材は必須ではありませんが、使用する事によりアウトソールはより厚く、より強いものとなります。平均して厚さ5ミリほどのベンズが使用されます。したがって、より厚いアウトソールが望まれる場合に、ミッドソールが追加される事があります。


そしてグラントストーンでは、アウトソールに合わせるために、革のミッドソールを使用することを好みます。

(10) Outsole / アウトソール
グラントストーンのアウトソールには、厚さ約5ミリの植物性タンニングレザーを使用しています。レザーソールは何百年間も革靴のソールに使用されており、現在でも高級ドレスシューズを作るのに好まれています。

 

現在アウトソールには多くの選択肢がありますが、レザーソールはじっくり時間をかけて整形、サンディング、仕上げをする事で、より洗練された外観となります。十分に気をつけていれば、すべての気候において、レザーソールを長時間着用することができます。レザーソールは時間が経てば自然に乾きますが、これは靴をケアしていく上で最も重要です。

(11) Heel / ヒール
ヒールはレザーとラバー(ダブテール)との複数層の組み合わせになっています。またヒールの中間層にあたるスタックヒールにはレザーを使用しておらず、各層はソールの「返し」に沿う形状に加工されています。これは、ヒールとソールの接着力を保つだけでなく、ヒールの外観はアウトソールにかけて均一になります。

ソリッドな真ちゅう製の釘は、ヒールの保持力をさらに強くするために、「トップリフト」と呼ばれるヒールの一番外側の層に使用されます。

© 2018 Get Going Inc.

  • グレーFacebookのアイコン
  • グレーInstagramのアイコン
  • グレーのYouTubeアイコン

ニュースレターを購読する