私は靴屋さんですが、「靴磨き」という言葉は実はあまり好きではありません。
グラントストーンの靴を販売する際、お客様にも「ケア・お手入れ」という言葉を使うように心がけています。
それはなぜか?
靴磨きという言葉は、「シューケア」と「シューポリッシュ」の両方の意味を含んでしまっているためです。
インスタグラムなどでは、鏡面磨きをしたピカピカな革靴が多く投稿されています。愛好家やプロの方が多く、より華やかに見えるので仕方ないのですが。。。
もちろん、私自身もシューポリッシュはやりますし、否定する気は全くありません。
しかし、これは革靴の手入れではなく、ドレスアップのテクニックであり、革靴を知らない方にとっては、ハードルでしかありません。私のお客様にも、ここまでしないといけないの?という質問をいただいた事があります。
(もちろん、ケアだけで十分です、とお答えしました)
きちんと革靴のお手入れをしてあげれば、別にピカピカではなくても十分にサマになりますし、むしろ私はそちらの方が好感が持てます。
ただポリッシュをするメリットとしては、格段にドレス度が上がります。
結婚式などの場で、しっかりポリッシュされた靴を見かけると、やっぱり素敵だな、とも思いますので、要は使い分け、という事で。
(ただし、お葬式の時は絶対にポリッシュしてはダメです!!)
全く面白くない結論になってしまいましたが、
シューケアも自分でやると、靴への愛着も深まりますので、
ハードルが高い、と感じていらっしゃる方も、ぜひ一度チャレンジしてみてください!
ゲットゴーイング
P.S.
「靴磨き」という言葉はやっぱり抵抗があるので、
シューケア、シューポリッシュを定着させていけるように頑張ります!
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