8年越しに、Pike Brothersを仕入れました。
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2017年のことです。
Grant Stoneの革靴をECで販売しながら、フナナカ洋装店を立ち上げる前のこと。Pike Brothers(パイクブラザーズ)というドイツのブランドに出会い、やり取りを始めました。

革靴に合うワーク・ミリタリー系の服を探していた中で、Pike Brothersのものづくりの姿勢と、ヨーロッパのセンスで再構築されたシルエットが気になりました。もちろん、Grant Stoneと合わせやすそうというのも大きかったです。
ただ当時は、服を仕入れる余力がありませんでした。ECで服まで展開するタイミングではなかった。やり取りだけして、断念しました。
あれから8年。フナナカ洋装店を開いて、服を本格的に扱うようになり、「そういえばPike Brothersをやってもいいな」と思い、取引を再開しました。当時親切に対応してくれたスタッフは変わっていましたが、ブランドの姿勢は変わっていませんでした。
Pike Brothers(パイクブラザーズ)というブランド。

Pike Brothersは、ドイツを拠点とするワーク・ミリタリーブランドです。
ブランド名の由来は、オーストラリア・ブリスベンで1883年に創業した紳士服店「Pike Brothers」にあります。1906年にはPike Brothers Bandまで存在していたほどの、歴史ある名前です。その名前を引き継ぎ、20世紀初頭のワークウェアやミリタリーウェアを背景に、ヨーロッパのセンスで現代に再構築したものづくりを続けています。
Pike Brothersの哲学はシンプルです。
「服は素材・パターン・アクセサリーの総和以上のものだ。服にはストーリーがある。それがどこから来て、何者であるかという物語が。」
単なる復刻ではありません。その時代の文脈を踏まえた上で、現代の着こなしに合わせて再構築する。それがPike Brothersの真骨頂です。
商品名に年代が入っているのもその表れです。「1967」「1908」「1932」といった数字は、そのアイテムがデザインのインスピレーションを得た年代を示しています。その年代に何が起きていたか、どんな人たちが着ていたか。そういう背景を知った上で袖を通すと、服の見え方が変わります。
品質と、伝統的な職人技への献身。

Pike Brothersは効率よりも精度にこだわります。ヨーロッパの専門織物メーカーや職人とのコラボレーションで素材を調達し、ハンドメイドで丁寧に仕上げる。1着を1人の職人がミシンで作り上げる姿勢は、大量生産とは対極にあります。
「We are dedicated to Quality and Traditional Workmanship.」
品質と伝統的な職人技への献身。これがブランドの核心です。機能性を失わずに、本物のスタイルで服を作る。アウトドアや日常の中で実際に使われることを前提にした設計が、随所に込められています。
Grant Stoneと合わせてほしい。

フナナカ洋装店がPike Brothersを選んだ理由の一つは、Grant Stoneとの相性です。
革靴はコーデ全体のトーンを決めます。Grant Stoneのようなしっかりした革靴には、それに見合う服が必要です。ただきれいめに寄せる必要はない。むしろワーク・ミリタリーのリアルな服と合わせることで、靴の存在感がより引き立つ。
Pike Brothersはそのバランスが取りやすいブランドです。ヨーロッパのセンスで整えられたシルエットが、革靴との相性を自然にしてくれます。8年前にそう感じて、今も変わっていません。
フナナカ洋装店で取り扱うアイテム。
現在取り扱っているのは以下の3点です。
1967 Utility Trousers Blue Wabash Rinsed 入荷済み
1908 Hazienda Short Panama Beige 5月21日入荷予定
1932 Surveyor Shirt Natural White 5月21日入荷予定
それぞれのアイテムについては、別の記事で詳しく紹介していきます。
まずはPike Brothersというブランドを知ってもらえれば、それで十分です。8年越しに仕入れたブランドです。自信を持っておすすめできます。
フナナカ洋装店
店主



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